おいもさんち

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あなたの知らない課外授業

ない仕事はどうやって生まれるか?アイデアが形になるまでを解説

今の子どもたちが大人になったら65%の仕事がなくなると言われています。当然なくなるだけではなく、新しく誕生する仕事もあるはずですよね。

 

そこで、今はまだない仕事はどうやって生まれるのか?それをスマブラを例に紹介しますね。※ここでは仕事の定義を「生活する分の利益が得られる状態」とします。

 

 

スマブラしたい、でも持ってない

たとえば、あなたはスマブラがしたいとする。しかしソフトは持ってない。

そのときどうするか?「スマブラ貸して!」とか「一緒にやろ~」とか言いますよね。そして相手がOKしてくれたら念願のスマブラができる。

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よくあるシチュエーションだと思います。あなたが「スマブラしたい」と情報を発信するのだ。ここにお金のやり取りはないので、これは仕事ではないです。

 

スマブラ楽しむアイデアはある、でも持ってない

別の例を出します。あなたはスマブラを使った新しい遊びを思いついた。でも肝心なスマブラを持っていないとする。そこで、そのアイデアを発信する。

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すると、この提案に共感したメンバーが集まってアイデア実現に向けて行動する。部屋の確保・足りないコントローラーとプロジェクターの調達・日程調節などなど。

 

寝そべるから、ふかふかのクッションはほしい。お菓子や飲み物も必要。景品も用意する?せっかくなら質のいいプロジェクターとスピーカーで贅沢な遊びにしたい・・・といった具合に、話はどんどん広がっていく。

 

シンプルに考えてみると以下のようになります。

 

アイデア発想

アイデア発信

参加者の募集

参加者とアイデア実現に向け行動(必要物品調達や日程調整)

さらなる提案

 

イベントの企画ならここまで十分。

 

さらにお金のやり取りを加えてみます。たとえば、イベントの規模を大きくして参加費制にしたり、ゲーム一式・プロジェクター・スピーカー・クッション1回1000円での貸し出しとかです。

 

これで生活できるほどの利益を出せたら、仕事として認定していいです。アイデアが素晴らしく、お金を払う価値があると判断されたわけですから。 

 

 

ここまでスマブラの例を2つ出しました。前者と後者の違いはゴールを置く位置です。前者であれば、スマブラができた時点で目標達成(ゴール)です。後者は利益を出すところがゴールです。はじめに設定するゴールによって、遊び・イベント・仕事のいずれかに姿を変えるのです。

 

実社会でも仕事が生まれるときはこんな感じです。その具体例をみてみましょう。 

 

実社会で仕事が生まれる例

こんなニュースがあります。

海藻を食い荒らし、駆除の対象となっていたムラサキウニに廃棄されるはずのキャベツやダイコンを食べさせたら、甘みのあるウニに生まれ変わった。 

迷惑ウニ、廃棄野菜で美味に変身? 商品化へ実証実験:朝日新聞デジタル

 

増えすぎた鹿により、樹皮の食害や近鉄・JRと衝突事故をするといった獣害被害にあっている。そこに、鹿はおいしく食べられる話が加わった。今となっては三重大学[欧風]ジビエカレーとして商品化している。(残念ながらAmazonで売ってない。) 

「三重大学[欧風]ジビエカレー」が誕生 – 三重県生活協同組合連合会

 

どちらも価値のなかったもの価値あるもの変わった例です。

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いきなり価値のないものが価値あるものに変わったわけではありません。新たに役割を与えた人がいたはずです。「廃棄キャベツをウニのエサへ」「獣害の鹿はカレーの肉へ」といった具合に。

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これだけでは過程が分かりづらいので、鹿カレーが誕生するまでの道のりを詳しく見ていきます。

 

まず鹿をカレーにするアイデアがあります。でも1人ではできないので、協力してもらえる仲間を呼びかける。鹿の利活用の研究や調査・捕まえる猟師・調理する料理人を見つける。そして商品化に向けて、試食・商品名の考案・パッケージ制作・販売経路開拓・マスコミやSNSで宣伝・・・。

 

シンプルに考えると以下のようになります。

 

アイデア発想

アイデア発信

参加者の募集

参加者とアイデア実現に向け行動

さらなる提案

 

いかがでしょうか。「天井でスマブラする」とやってることは一緒です。

 

ゴールはどうでしょうか?この場合、商品化がゴールにあたります。つまり商品を売ってお金を得ることがゴール

 

鹿が何万頭もいるから困っているので、鹿肉をカレーにするのは1回で完結するはずはない。だから長期的な関わりになる。となると関係者はずっとボランティアで時間・体力・お金を差し出すわけにもいかないので、見合ったお金を支払う必要がある。といったように、続けるにはお金がかかるのです。

 

だからお金を得られそうなアイデアが採用され、お金を得られると思った人が参加する。しかしやることが道徳に反したり通常業務に悪影響が出るのであれば、お金が得られる条件でも参加者は集まりません。

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まとめ 

ここまで複数の例を出してきました。簡単におさらいしましょう。

ない仕事が生まれるのに必要な要素は3つ、アイデア・アイデアを実現する人(仕組み)・アイデアを評価する(お金を払う)人でした。

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そして、そのアイデアの条件は役割を与えることでお金を払いたくなるくらい価値があると評価されるものである。しかも実現前にかかった金額より実現後に得られる金額が多いこと。その差が大きければ大きいほどいい。

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さらに関わる人たち全員になんらかのメリットがあることも条件でした。

 

つまり、

 

アイデア・アイデアを実現する人・アイデアを評価する人がいる

アイデア実現後に得られる金額が実現前にかかる金額より多い

アイデア実現に関わることで全員がメリットを得られる

 

が満たされたとき、ない仕事が生まれるのです。

 

あなたが未来を創るときはこの3つを意識してみて下さい。